男性保育士を目指すあなたへ!届け、おじさんからのメッセージ‼

入園前

こんにちは。

ボクはかれこれ20年近く「男性保育士」として働いています。

20年前では保育士の養成校なんかもまだまだ女性のみしか募集していない、なんていうのも当たり前のようにありました。

そんな環境の中で保育士になって20年働き続けているボクの思いを今後、後輩になるかもしれない人たちへ向けて発信しようと思います。

  1. 女性ばかりの職場ってどうなの?
  2. 給料安い?将来家庭は持てるの?
  3. 男性としての役割について
  4. 排泄の問題
  5. まとめ

 

1.女性ばかりの職場ってどうなの?

これってなかなか難しい話ですよね。

よく就職したころは男性の友だちから「ハーレムじゃん!」とうらやましがられたものです。

確かに綺麗な人、優しい人、母性溢れる人がいっぱいいます。

でも、逆にめっちゃ気を使います…

そりゃそうですよ。だって全員ですよ?笑

ただ、安心してください!

最近では男性保育士も少しずつ増えてきて一つの園に一人ぐらいは男性がいるはず!

いなくても系列の園とか探せばいるはず!

それでもいなければボクのところへコメントくれればもう仲間です!!笑

 

最近はハラスメント問題も多くあるので特に数少ない男性は気を付けなければいけないのも現状です。

ボクは更衣室やトイレは注意を払って使っています。

だってそんなことで自分の夢だった仕事を失いたくないから。

逆に普段から注意している姿を他の職員が見てくれていればなにかあった時に守ってもらえるから。

そうやって自己防衛をしておくことも必要にはなりますが、決して「ハーレムなんかじゃない!」とだけ言っておきます!

 

2.給料安い?将来家庭は持てるの?

これってかなり重要ですよね?

働き続けるのであれば給料が安ければ続きません。

実際に給料が安いからといって離職する人も多くいるのがこの業界です。

国が保育士の給料をあげる、と言ってから何年たっているのでしょう…

でも、大丈夫!

ボクは子ども2人を育て、新築の家を買って、なんとか生活できています‼

年齢別の平均年収を上回っているのです(^^)/

保育士なのに?と思うほどですが、保育士も経験年数などで給料は上がっていきます。

最初は低いかもしれませんが40歳ぐらいまで勤めて経験も20年いけば全然低いなんてことはありません!

でも、一年でどれぐらい給料があがるのか、ボーナスはいくらなのかなどしっかり就職する際に調べておきましょう。

これを面接のときに聞かない方がいいのかな、と思うかもしれないですが、ボク個人の意見では聞かずに1~2年で辞められるより全然良いです!

上がっていくと分かれば最初は多少低くても頑張れる目標にもなるのではないでしょうか?

出典:illustAC

 

3.男性としての役割について

これは希少価値の高い「男性保育士」としてやっていくならずっとついて回ることですね。

良くも悪くも「男だから」という言葉を職員だけではなく保護者からも言われます。

ま、悪いことばかりを考えていてもしょうがないので良いことを考えましょう!笑

ボクは何よりもお父さんたちとの交流を大切にしています。

朝は時間がなくて会えない、お迎えのときにはお母さんが多い、運動会のときに会えるけど保育士が大忙しでなかなか会話ができない、なんてお父さんも多いんじゃないでしょうか?

そんなお父さんたちに保育園のことを少しでも知ってもらえるようにお父さんたちを対象にしたプログラムを土曜日に行ったりしています。

そこでお父さんたちが「うちの嫁がうるさくてごめんなぁ」「なんかあっても先生のことちゃんと守るから!」と男らしい関係も築けます。

男だからこそお父さんたちとも話しやすく、お父さんたちも話しやすくなっているのではないでしょうか?

「蛍光灯を替えろ」「防犯をやれ」など男性に任されることは多いですが、逆に男だからやれる仕事を見つけてやっていくことで自分のモチベーションに繋がっていくこともありますよね!

ぜひ、自分で見つけて「男性」というのをフルに活用していってみてください!

出典:illustAC

 

4.排泄の問題

これに関しては園にもよりますね…。

ボク自身も一度だけ「うちの子のオムツは他の先生にお願いします。」と言われたことがありましたが、園長が「全員同じ”保育士”なので」と言ってくれました。

保護者の気持ちもわからなくもないですがボクらは”保育士”です。

国家資格を取得して、子どもの成長のために働いているのです。

差別と区別、なかなか線引きが難しいとは思いますが、とっても大切なことですよね。

そこの信念を曲げてはいけないな、とボクは思っているので今自分が働いている園で、はっきりと保護者にも向き合ってくれる園長で本当に良かったと思っています。

でも、これも就職する際に聞いておいた方が良いかもしれませんね!

出典:illustAC

 

5.まとめ

さぁ、色々と書きましたが、最終まとめです。

今学生で、これから保育士になろうという男性諸君。

決して楽な道ではありません。

大変なことがたくさんあります。

でも、今、あなたがなぜ保育士になりたいと思ったのかもう一度思い返してみてください。

ただなんとなくとか、友だちに勧められてとか、行ける進路先がここしかなかった、ということは絶対にないはずです。

子どもが好きだから、という根本の気持ちを大切にしてください。

全ての悩みは「子どもが好き、だけど給料は…」「子どもが好き、だけど労働環境は…」というように必ず最初に「子ども」が来ているはずです。

自分に合わなかったら他の園を探せば良いです。

だけど、自分の大切な根本の夢を諦めないでください。

 

ぜひ楽しい楽しい保育の世界にこれを読んでくれたあなたが来てくれることを待っています。

 

 

他にもこんな記事を書いています。

イライラしてしまう時が分かれ道?子どもを「待つ」ことの大切さを伝えたい!

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