20年現役保育士が感じる、伝える「保育園見学はここを見よう」

入園前

こんにちは。ボクは現役で男性保育士をしています。

もう少しで保育園の申し込みの時期がやってきますね。

保育園決めというのはかわいい我が子を初めて親元から離して、預けるというかなりの重要事項です。

「ま、ここでいいか」「近いしあそこでいいんじゃない」と単純に考える方は少ないかと思います。

特に昨今の事件、事故により保育園選びひとつで子どもの命に関わる、という認識も出てきています。

 

そこでボクから提案したいのが「保育園見学はここを見よう」です!

保育園の見学はかなり重要です。ほかの方のブログにもここを気を付けよう、という記事はありますが、現役の保育士からは一味違いますよ!

自分の園に見学に来られた保護者が「ここ見ていかないんだぁ…」と感じた場所を3つほど紹介させていただきます。

 

①トイレの中

 

スリッパが揃えられているか、洗面台の鏡や縁は綺麗か、小便器の下は綺麗かなどです。

先生も子どももいる保育室や遊び場などは目について綺麗にしておく、掃除をこまめにする、というのは当たり前ですが、なかなか普段保育士が入らないトイレというのはなかなか…、でも子どもたちは毎日使うところです。

スリッパを揃えるというのは保育士がするのではなく子どもたちが脱ぐ際に反対向きになってそっと脱ぐ、という習慣がついているか、ということですが、その習慣づけは保育士がその都度伝えているか、ということにもなってきます。

小便器の下は便器自体は掃除の際に拭きますが、床は便器が邪魔になって「サッ」と掃いたり拭いたり程度では綺麗にできない所です。

ここを綺麗にしておけるのは「子どもたちのために」と動ける先生たちが多いと言えるでしょう。

 

②遊び道具

子どもたちが使っているおもちゃについても見てみましょう。

お家で使っているおもちゃと同じようなものが多いかどうか、というのが判断基準にもなります。多くあることのメリットはお家と同じような空間で気が休まって遊べる、ということがありますが、やはりそこは保育園です。違うおもちゃが多いことでさらに子どもの可能性を引き出すためにもお家にないおもちゃが多くあるかどうかしっかり見ておきましょう。

おもちゃだけではなく実はお絵描きなどもその園の特色なども出てきます。

「この時間にこのページに」という教育的に行う園もあれば、「描きたいときに描きたいように」という子どもの自主性を大切にする園もあります。自由帳やクレヨン、色鉛筆なども見れるといいですね。

③園庭や園舎の近く

園庭の大きさを実際に園庭に出て見てみてください。いざ立ってみると風が吹いてきて気持ちいいな、こっちは大型遊具で死角になるな、など自分が立つことでわかることが多くあります。そして、園庭だけではやはり楽しみ切れないので、お散歩にも出かけます。そこで園舎の近くに公園やお散歩スポットなどが必ずありますが、どの道を通って行くのか、なども安全面の配慮としてぜひ保護者の方にも知っておいてもらいたいと思います。

 

園見学に来られる方たちがより園のことを知ってもらうためにもこの記事を読んであらかじめ見学前にイメージしてもらえると幸いです。

お父さんがお仕事でお母さんとお子様で園見学に来られる方も多いので行く前、行った後の話し合いも大切です。

上記の3点はあくまでボクの主観で他にも気になるところ、他の方の意見なども取り入れて、ご家庭でもよく話し合って決めていただけるとよいと思います。

 

そして、大事なお子様が楽しく、保護者の方が安心して過ごせる保育園を選んでもらえたらいいな、と思っております。

 

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