こんにちは!
普段保育をしている中で保護者の皆さまにお伝えしたいことはいっぱいあるのですが、なかなかすべてを伝えられる機会ってないんです…。
そこがこのブログを始めたきっかけでもあるのです!
そして待つことで何が育つのか、ということをお話ししたいと思います。
親があまり手出しをしないということは自分でやらなければなりません。
必然的にどうすればよいのか考えて行動するようになる、ということです。
例えば寒いな、と感じた時に子どもに「寒いからクローゼットにある上着を着ていくよ」と言ったとします。
この子は何も考えることなく、何も感じることなくただ言われたまま上着を着るでしょう。
しかし、親が何も言わずに自分だけ上着を着てみましょう。最初は何も気にせずに一緒に外に出るでしょう。そしてそこで初めて気付くのです!
「寒い!」
その時にその子は寒いなら上着を着よう。上着はクローゼットにあるはずだ。と考えて動きます。
そこで親は「もう!準備もせずに遊んでて、外に出たのにまた家の中に入るの?」ではなく「よしよし、よく気が付いたな」と待ってあげましょう。
次からは親が上着を着たのを見ただけで「あ!寒いのかも。自分も上着を着よう。」と観察する力もついてくるでしょう。
これはよくある話なのですが、「せんせー、トイレー」という子どもたち。
先生はトイレじゃありません。という一連のくだりですね。
これって実はすごく重要なのです。
子どもだけではなく昭和のお父さん方も「母さん、新聞」「おいお茶」と今ではハラスメント事案ですが、大人でもいますよね…。
何が言いたいかと言いますと、自分の思いを言葉にしてきちんと相手に伝えることができるか、ということです。
家族間では何を言いたいのかわかるからすぐにやってあげたくなる気持ちも理解できます。
でもそこをグッと「待つ」のです。
「トイレがなに?」と聞いたりして言葉を引き出してあげてください。
そうすることで子どもたちは相手に伝わるように様々な言葉を考え、順序良く並べて話すようになります。
理論的な思考にも繋がっていきますよね。
これ、かなり気になりますよね?
つい子どもに「まだ〇〇してないの?」「なんで〇〇したの?」など言ったことないですか?
私も父親として子ども2人いますが、ちょくちょく言ってました…。
言いながらもすごくストレスがたまるんですよねぇ。
でも考え方を変えて「子どもたちの成長のために待とう」と決めてからは
「まだやってないのか、いつ気付くかな?」「こうしたかぁ、そこからどうするんだろう?」と心の中でニヤニヤしながら待てるようになりました。
そして、親が何も言ってこないと子どもは自分で気が付き、考え動きます。
結果親も口うるさく言わなくても行動するようになり子どももグチグチ言われなくて済むのでWin-Winの関係となります。
この時に何か問題が生じたとしても笑い飛ばす、ということも覚えておいてください。
「失敗」ではなく「経験」したと思えばいいです。
そして「失敗」と思ってしまうと子どもは二度とやりたがりません。
「やっちゃったなぁ」と親が笑ってくれていれば子どもは安心して再挑戦することもできるでしょう。
最後に気を付けなければいけないのが「放任」にならないということです。
こうやってネットで子育てについて調べている親であればそんなことはないでしょうが、ネグレクトのようなことにはお気を付けください。
「無視」「放任」と「待つ」ことの違いは理解していただいているものとして今回はこれにて!
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